天然成分の宝庫 アロマでアフターサマーケア
猛暑の夏が過ぎ去ろうとしていますね。
たくさん汗をかき、日射しを浴び続けた肌は、たっぷりの潤いと栄養を求めています!
今回は夏の終わりのアロマスキンケアをご紹介します。
紫外線をたくさん浴びた肌は、日焼けという名の皮膚のやけどを鎮めるために、一生懸命メラニンを生成して炎症による肌ダメージを防ごうとします。
このバリア機能と肌の新陳代謝のバランスが正常に保たれていれば、余分なメラニンは体の外へ排出されますが、過剰に蓄積されてしまうと「シミ」の原因に。
また、肌の水分やコラーゲンなどのたんぱく質が不足することで、光老化と呼ばれる紫外線が原因の「シワやたるみ」につながっていきます。
シミやシワを作らないためには、肌がもともと持っている修復する力を発揮できるようにコンディションを調えてあげること=たっぷりの潤いと栄養を与えてあげることが一番大切なのです。
植物精油は、天然のスキンケア成分の宝庫!
夏の終わりのダメージ肌に、香りも楽しみながらアロマケアしてみませんか♪
日焼け後のレスキューには
真正ラベンダーの香り
日焼けによってほてった肌をまず鎮めたい!というときに、何といっても一番最初に選びたい精油はラベンダー。
フランスの化学者※がやけどを負った際に、とっさの応急手当として手元にあったラベンダー精油を使ったことで、その素晴らしい働きが発見されたと言われています。
※ルネ・モーリス・ガットフォセ(1881~1950)
① 両手で包めるくらいの小さめのボウルに、ぬるめのお湯か常温の水を張り、その中に真正ラベンダー精油を1~2滴落としてよくかき混ぜます。
② お顔全体が覆える枚数のコットンを、①に浸します。
③ ②のコットンを、日焼けが気になる部分を中心に、唇以外のお顏全体に貼り付けて10分程パックします。
※精油と水は分離するため、よく混ぜてから使用してください。
※目の上もパックできますが、液が目に入らないよう注意してください。
また、呼吸ができるよう鼻はふさがないように貼ってください。
シミ、シワを作らない「肌力」がほしい…
ネロリ&フランキンセンスの香り
ネロリは、オレンジの花から採れる貴重な精油。
オレンジを思わせる明るさと温かみ、フローラルな気品ある香りは、香水としても長く愛されてきました。
心を照らすような香りに癒されながら、乾燥やダメージ、老化が気になる肌の修復とハリのためのスキンケアに使えば、明るく照らすような香りに心癒されます。
フランキンセンスは、乳香とも呼ばれる植物の樹脂。
その成分特性によってミイラを作る際に防腐剤として用いられたことから若返りのハーブとも呼ばれ、現在に至るまでずっとエイジングケアに大変な人気のある精油です。
紫外線によって受けたダメージで乾燥やシワが気になるときのスキンケアに使えば、すうっと心落ち着かせる香りで、肌と一緒に心のキメもピンと整っていきます。
*ネロリとフランキンセンスの
パワースキンオイル*
《ブレンドレシピ》
ネロリ精油 1滴
フランキンセンス精油 1滴
ホホバオイル 10mL
☆使い方☆
①ホホバオイル10mLに、ネロリとフランキンセンスの精油を加えてよく混ぜる。
②手のひらに10円玉程度のオイルをとり、両手を合わせて温めてから、顏全体にそっとのばしながら塗る。
③オイルが浸透するように両手で顔全体を包み込むようにして軽く肌を押さえながら、香りを感じて深呼吸。
※植物オイルに対して精油配合濃度は1%までにしてください。(植物オイル10mLに対して精油2滴まで)
また、植物オイルには精製されたものと未精製のものがあります。
手作りオイルの使用前には二の腕などに少量塗布するなどパッチテストを行い、肌に合うか確かめてからご使用ください。
夏の終わりのスキンケアに、心も肌も潤うアロマを♪
香りに癒されながらダメージをリセットして、新しい気持ちで次の季節を迎えられたらいいですね!
\この記事を書いた人/
大塚麻子
オーダーメイドトリートメントを提供する『Aroma Berta』主宰
英国IFPA認定・国際プロフェッショナルアロマセラピスト
日本心理学会認定心理士
自然の恵みアロマとハーブの魅力と、毎日を心地よく過ごすための利用法をわかりやすくお伝えしていきます♪