温活アロマのすすめ
暦の上では春になっても、まだまだ身体は冷えやすい時季。
特に手足やお腹周りの冷え、
冷えからくる首や肩周りの凝りが気になるという方は多いのではないでしょうか。
今回は温活におすすめのアロマレシピのご紹介です♪
温活は肌活!
温かオイルのスキンケア習慣
化粧水や乳液など水分を多く含む保湿ケアを行うのはさらっと心地が良いもの。
肌表面がひんやりするまでしっかり水分を補うことが大切ですが、
冬場など冷えを感じる時には、温活を兼ねて、ぜひ「オイルケア」を取り入れてみてください。
ホホバオイルなどの天然の植物オイルは、手のひらにとり体温で温めてからお肌に乗せると、じんわり温かさを感じられます。※
温まって血の巡る肌には必要な栄養成分などがしっかり届き、本来のバリア機能を保つ力にもつながります。
化粧水などで肌に水分を補給した後にオイルを塗れば、天然のさらりとした油分が皮脂と馴染み、潤いが逃げるのも防いでくれます。
オイルケアで肌にぬくもりを与えることは、美肌への近道でもあるというわけです♪
たとえば、お腹周りは冷えやすく、同時に乾燥もしやすい場所。
オイルケアをすることで、ほっこり温かさを感じながら潤うスキンケアに。
※天然の植物オイルには、乾燥した繊細な肌にはスイートアーモンドオイル、さらさらで伸びの良いグレープシードオイル、ヒトの皮脂に近く全てのスキンタイプに使いやすいホホバオイルなど様々な種類があり、肌質や好みの使用感等から選べます。
オイルケアによって身体を温めたい場合にも、ご体質に合ったオイルを選ぶことが大切です。
アクティブな一日の始まりにも
温活のためのオイルケアは、寒い日のお出かけ前や、スポーツや家事などで身体を動かす前のウォームアップの一環としてもおすすめです。
寒い朝など、まだすみずみまで血が巡らずに冷えている状態で無理に身体を動かすと、筋肉などの組織がスムーズに動かずに、思わぬケガや不調の原因に。
本格的に身体を動かす前には、冷えて固まった身体に余計な負荷をかけずなめらかに動けるように、首や肩、膝や足首などを温かいオイルでセルフマッサージする習慣を!
「温活アロマ」で巡り度アップ!
温めスキンオイルには温活におすすめの精油を加えて、心深く温まる癒しの香りを。
○マージョラム&ローズマリー
スイートマージョラムはオレガノの一種で、ふぅっと一呼吸したくなる温かいハーブ調の香り。
凝り固まった心身を温かく包みこんでくれるその香りは、首や肩などの冷えや凝りを感じる箇所のトリートメントオイルにおすすめです。
「巡りのハーブ」として名高いローズマリーは、澄み渡るような清々しい香り。心と体を活発に動かしたいときのウォームアップトリートメントのオイルに。
○オレンジ&ジンジャー
スイートオレンジは、甘く懐かしい、心和む香り。
胃腸の調子が良くないときや、むくんで冷えを感じるときにもおすすめの香りで、足やお腹のオイルトリートメントには特におすすめです。
ジンジャーは、スパイシーで深く温かみのある香り。生姜湯など、身体を温めるスパイスとしてあまりにも有名ですね。
オレンジなどの柑橘系の香りとの相性も良く、寒い季節に心温まるブレンドになります。
*温活オイルレシピ*
*マージョラム&ローズマリーの
温かスキンオイル*
《ブレンドレシピ》
マージョラム精油 1滴
ローズマリー精油 1滴
スイートアーモンドオイル 10mL
☆使い方☆
①ホホバオイル10mLに、精油(合計2滴まで)を加えてよく混ぜる。
②①のオイル適量を手のひらにとって両手で包むようにして温めてから、首や肩などケアしたい部分にやさしく塗る。
※植物オイルに対して精油配合濃度は1%までにしてください。(植物オイル5mLに対して精油1滴で1%)
※手作りオイルの使用前には二の腕などに少量塗布するなどパッチテストを行い、肌に合うか確かめてからご使用ください。
※手作りしたオイルは基本的にその日のうちに使い切ってください。
温活の基本!
ゆったりバスタイム
寒い1日の終わりには、何といっても温かいお風呂ですね。
38~40度程度のぬるめのお湯に15~30分ほどゆっくり浸かると、湯冷めしにくく身体の芯まで温まります。
そこへお気に入りの香りが加われば、疲れや凝りを忘れるような、心ほぐれる安らぎの時間に。
今回ご紹介した温活スキンオイルに、ミネラル豊富な天然塩やエプソムソルト、ドライハーブなどを混ぜ合わせて入浴剤を手作りすることもできます。
お気に入りの香りの温活スキンオイルを作ったら、それをベースにして入浴剤にアレンジしても良いですね♪
*温活アロマバスレシピ*
《ブレンドレシピ》
・オレンジ&マンダリンのオイル 10mL
(ホホバオイル10mLに対して、オレンジスイート精油1滴、マンダリン精油1滴を加えて混ぜたもの)
・天然塩(岩塩など) 大さじ1程度
・ドライジンジャー(ジンジャーを乾燥させカットしたもの)をひとつまみ
※お好みで精油を+3滴まで加えてOK
☆使い方☆
① 精油を加えた植物オイルと天然塩、ドライジンジャーを混ぜ合わせ、お茶用パックやオーガンジーの袋などに詰める。
② ①をバスタブに入れ、さらにお湯をよくかき混ぜてから入浴する。
※レシピの配合量を超えて多量に使用しないようにご注意ください。
お肌に合わないと感じた場合は使用を中止してください。
春になっても、三寒四温。
しばらくは寒さとのお付き合いが続きそうです。
冷えやすい心と体へ、ほっとほぐれる温活アロマを届けてあげてくださいね♪
\この記事を書いた人/
大塚麻子
オーダーメイドトリートメントを提供する『Aroma Berta』主宰
英国IFPA認定・国際プロフェッショナルアロマセラピスト
日本心理学会認定心理士
自然の恵みアロマとハーブの魅力と、毎日を心地よく過ごすための利用法をわかりやすくお伝えしていきます♪