移ろいの季節に…春待ちアロマ

2023.02.23 Thu

 

 

積もった雪も雪融け水となって流れ出し、春へと向かう変化の時期。

 

冬の間に滞りがちだった私たちの心と体も、再び動き出す準備を始めます。

 

寒い時期に貯めておいた脂肪などを少しずつ解きほぐし、

滞りやすかった血やリンパの流れを再びスムーズにして活動的な日々に備えるのです。

 

 

春へ向けて細かな気温の変化や強い風の日を繰り返す中で、

私たちの心身も調整を繰り返しながら少しずつ季節の変化を受け入れていきます。

 

今回はそんな変化を乗り越えるためのサポートをしてくれる香りをご紹介します!

 

 

 

 

花々の季節へ向かう

ゼラニウムの花の香り

 

 

底抜けに明るい華やかさを放つゼラニウムの花の香りは、

春の明るい日差しの中で前向きな気持ちを感じたい時に。

 

ローズに似た優美さを持ちながら、親しみやすい華やかさで人気を誇るゼラニウムの香り。

ローズ調の強いローズゼラニウムの香りは、よりエレガントな雰囲気を醸します。

 

 

気候に合わせて変化するホルモンのバランスは、心にも影響を与えます。

ゼラニウムの香りは、季節や年齢の移ろいの中でホルモンとともに繊細に変化する心を明るく励まし、

一歩前へ進むことを後押ししてくれます。

 

 

スキンケアに取り入れれば、その明るい香りで心も華やぎながら、血色の良いワントーン明るい肌へ。

暖かくなるにつれてベタつきがちになる肌の、皮脂バランスの調整にも一役買ってくれます。

 

 

冬に溜め込み過ぎた脂肪を手放したいときの、春のボディトリートメントオイルにも。

 

 

ゼラニウムの香りは、冬の間に心と体が滞り溜め込んだものを外へ向かうエネルギーへ変える、前向きな変化をサポートしてくれるのです。

 

 

 

     *おすすめアロマレシピ*

《ゼラニウム&オレンジのスキントリートメントオイル》

 

春の陽気にピッタリの明るいオレンジとゼラニウムの香りで、心身ともにスムーズに、前向きに!

くすみが気になる顔や、冷えやむくみなど滞りが気になるデコルテや手足のトリートメントにもおすすめです。

 

        ☆用意するもの☆

   グレープシードオイル 10ml

   ゼラニウムまたはローズゼラニウム精油 1滴

   オレンジスイート精油 1滴

 

         ☆使い方☆

① グレープシードオイルに、精油を加えてよく混ぜる。

② 手のひらに10円玉程度の量をとり、トリートメントしたい場所へ優しくのばしながら馴染ませます。

図のようにリンパの流れを意識して、心地よい程度の強さでセルフマッサージをしながら行うのがおすすめです。

 

【ご注意】

※植物オイルに対して精油配合濃度は1%までにしてください。(植物オイル5mLに対して精油1滴で1%)

※手作りオイルの使用前には二の腕などに少量塗布するなどパッチテストを行い、肌に合うか確かめてからご使用ください。

※手作りしたオイルは基本的にその日のうちに使い切ってください。

 

 

 

 

 

 

フレッシュな季節へ向かう

ライムの香り

 

 

ライムは、レモンやオレンジなどと同じ柑橘類の果物。

果皮から採れる香りは、しぼりたてのライムのフレッシュな苦みと甘みそのものです。

 

 

少しシャープなフレッシュさで、心を活気づけてくれるライムの香りは、

気候とともに揺らぎやすい気分を爽やかに元気づけ、

寒暖差についていけずに風邪をひいてしまいそうなときの芳香浴にもおすすめです。

スッキリした香りを味わうごとに、身も心も軽くなっていくはず。

 

 

 

     *おすすめアロマレシピ*

《ライム&グレープフルーツのリフレッシュアロマミスト》

 

春の始まりを楽しむフレッシュなアロマで、身も心も軽やかに!

揺らぐ気候で気分が落ち込みがちなときに、空間にシュッとスプレーして上手に気分転換を。

 

 

       ☆用意するもの☆

 

    無水エタノール 5mL

    ライム精油 7滴

    グレープフルーツ精油 3滴

 

        ☆作り方☆

30mLの遮光スプレーボトルに、

無水エタノール5mL、精油合計5~10滴を入れてよく混ぜ、

最後に精製水25mLを加えてよく振り混ぜれば完成です。

 

        ☆使い方☆

よく振ってから、香りを拡げたい空間にスプレーします。

外出先でも、気分を変えたい時にハンカチなどにシュッとして香りを楽しむこともできますよ※1

 

 

【ご注意】

※1.布に精油の色が付く場合があります。

※2.肌に直接スプレーしないでください。

※3.柑橘系精油には光毒性があり、精油原液が一定以上の濃度で肌に付くと赤みやシミなどの皮膚トラブルにつながります。肌に付いてしまったら石けんでよく洗い流してください。

※4.作成後1ヶ月程度を目安に使い切って下さい。

 

 

 

 

 

 

春に向かって動き出そうとする心と体を、明るく軽やかに励ましくれるアロマたち。

お天気とともに心と体も曇ったり晴れたり、スムーズにいかない日もありますが、

無理に走り出そうとする前に、香りの力をそっと頼ってみてください。

一歩を自然に踏み出すアドバイスをくれるかもしれません。

 

 

 

 


\この記事を書いた人/

大塚麻子

オーダーメイドトリートメントを提供する『Aroma Berta』主宰
英国IFPA認定・国際プロフェッショナルアロマセラピスト
日本心理学会認定心理士

自然の恵みアロマとハーブの魅力と、毎日を心地よく過ごすための利用法をわかりやすくお伝えしていきます♪


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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