目元の疲れと美容に! アロマとハーブで手軽にアイケア習慣♪
夏に向かうにつれて、目の疲れが気になってきていませんか?
パソコンやスマートフォンの画面を長時間見つめてブルーライト※を浴びる習慣はもちろん、
日差しが強くなる季節には紫外線の影響も大きくなり、あらゆる光刺激が目に負担をかけます。
※ブルーライト…パソコンやスマートフォンなど電子機器画面から発せられる光で、自然光にも含まれるものですが、
紫外線と同様に過剰に浴びた場合に肌や細胞組織の弊害になりうることがわかっています。
蓄積された目の疲れやダメージは、色々な眼病のリスクを高めるだけでなく、
目の周りのシワやたるみ、クマなどといった外見的な変化にも繋がっていきます。
ブルーライトや紫外線の影響によって、皮膚内部の真皮層がダメージを受け、
細胞が保湿力や弾性(ハリ)を失うことでシワやたるみができたり、
酷使を続けることで目の疲労が溜まり、 目の周りの血流が悪くなることでクマができたり…
目に頼りがちな現代生活では、
目そのものだけでなく、目の周囲の肌にも色々な影響を与えているのです。
1日の終わりには、目元のケア習慣を!
天然ハーブの香りに癒されながら、目元も気分もリフレッシュできる簡単ケアをご紹介します♪
ローズウォーターのビューティーアップアイケア
天然ローズから抽出した香り成分ー精油は、女性の肌と心の強い味方。
その香りに含まれるゲラニオールやネロールなどの芳香分子は、
キメの整った透明感ある艶肌への憧れを叶えてくれる成分として知られています。
「ローズウォーター」は、このローズの精油を蒸留して抽出するときに副次的に得られる水分のこと。
そこには微量の精油成分も含まれており、華やかで上品なローズの香りがしっかりと感じられます。
香りはしっかりと香りつつ、精油成分もちゃんと含みながらも、
精油そのものを用いるよりマイルドなため、肌刺激に敏感な方にも使いやすいのが特徴。
汗などで痒みや炎症を起こしがちな肌を穏やかに鎮めるケアなど、
小さな子どもから高齢の方まで、ローズの恵みを含んだ肌に届けられる化粧水です。
優しい恵みたっぷりのローズウォーターは、皮膚が薄く繊細な目元のスキンケアにもぴったりです!
ローズウォーターに浸したコットンを、目元に乗せるだけ※。
適度なひんやり感とローズの豊かな香りを楽しみながら、
時々そっと目元を押さえてローズの成分が肌に浸透するのをイメージしながら1~2分。
光をたくさん浴びた直後のクールダウンにもおすすめです。
コットンを外すと目元が明るくイキイキ!
※必ず目を閉じて行ってください
真正ラベンダーの和らぎアイケア
真正ラベンダーの香りは、リラックスのプロフェッショナル。
カチカチになった心と体の緊張をほどいて、本来の巡りを取り戻してくれます。
長時間同じ体勢で目や首、肩ばかりを酷使したりと、現代人の心身の使い方はどうしてもアンバランスになりがち。
一部分だけを集中的に使い続ければ、
酷使疲労から筋肉の炎症や血流の低下など様々な形でトラブルを起こしやすくなります。
そんな1日の終わりのバスタイムには、
ゆったりと湯船に浸かりながら全身の巡りケアを。
頑張りすぎて痛みや冷えのアンバランスを抱えてカチカチになった目元も体も、
ラベンダーの香りで同時に「ながらケア」してしまいましょう♪
洗面ボウルに温かいお湯を入れ、そこへ真正ラベンダーの精油を1滴落としてよく混ぜ、タオルを浸してしっかり絞れば、
ラベンダーの温タオルの出来上がり。
目元に当てる※と、目の周りの血流が良くなり、じんわり温かくほぐれていくのを感じられます。
湯船に浸かっている間に数分間目に当てるだけの、手軽な「ながらアイケア」です♪
首の後ろに温タオルを当てても◎!
※必ず目を閉じて行ってください
疲れたらクエン酸!
ルビー色のハーブティー
ハイビスカスのハーブティーは、鮮やかなルビー色と爽やかな酸味が特徴です。
酸味のもとは、ハイビスカスに含まれるたっぷりのクエン酸。梅干しの酸っぱさと同じ成分です。
腕や足と同じように目も筋肉の働きに支えられていますが、クエン酸は筋肉疲労に効果的な栄養成分です。
また、鮮やかな赤色は、ポリフェノールの一種アントシアニン色素によるもの。
ブルーベリーに含まれていることで有名ですが、視力低下の予防や眼精疲労に勧められる栄養素です。
キリッと爽やかな酸味と目の覚めるような鮮やかな赤色のハイビスカスティーは、
使いすぎた目を労りたいときにおすすめのハーブティーです。
アイスティーにしてもさっぱりと夏の喉を潤してくれます♪
ハイビスカス 1
ローズヒップ 2
オレンジピール 1
(すべてドライハーブ、数字は割合の目安)
1.ポットに通常の分量(1人2~3g)の倍のハーブを入れ、熱湯で3~5分抽出。
2.氷をたっぷり入れたピッチャーなどの耐熱容器に、1.のハーブティーを注いだら出来上がり。
ビタミンC&クエン酸たっぷりのアイスブレンドで、使いすぎや紫外線で疲れた目も肌も潤う1杯に♪
※ハーブは必ず食用として販売されているものを使ってください。
ポプリなど雑貨用のドライハーブや、鑑賞用の花束に入っているもの、園芸品種の苗等のものを自己判断で口にしないでください。
※体質に合わない時は飲用を中止してください。
目の疲れは気になっているけど、どうケアしていいかわからない、特別なケアは面倒…
そんなときにはアロマとハーブの力を借りて、
香りにも癒されながら簡単に続けられるアイケア習慣を、ぜひ取り入れてみてください♪
\この記事を書いた人/
大塚麻子
オーダーメイドトリートメントを提供する『Aroma Berta』主宰
英国IFPA認定・国際プロフェッショナルアロマセラピスト
日本心理学会認定心理士
自然の恵みアロマとハーブの魅力と、毎日を心地よく過ごすための利用法をわかりやすくお伝えしていきます♪