アウトドアのレスキューアロマ
夏休み、海や山のレジャーなどアウトドアのシーズンです!
レジャーのおともにおすすめの、スキンケアも兼ねた天然アロマのムシ対策スプレーは、以前のブログでもご紹介しました。
→天然アロマのムシ対策スプレーについてはコチラ▶
https://www.aromabloom.jp/blog/20230525/
今回はもうひとつ、アウトドアにおすすめの天然アロマのレスキューアイテムをご紹介します!
大自然の贈り物
オーストラリアの「ティートゥリー」
これまでのブログでも度々ご紹介しているティートゥリーの香り。
オーストラリア固有の、爽やかな香りの葉を持つ樹木です。
同じくオーストラリアの木として有名なユーカリと同じフトモモ科の植物ですが、
ユーカリのようにスースーする強い清涼感は無く、
スッキリとした中にも少しスパイシーな温かみを感じる、唯一無二の香りです。
アボリジニの秘薬から
世界のレスキューアロマへ
ティートゥリーがアロマセラピーの香りに仲間入りしたのはそう古くない時代であるにも関わらず、
今ではラベンダーと並び用途が広く安全性の高いアロマとして不動の存在感を放つ香りです。
元々オーストラリアの先住民アボリジニにとって欠かせない自然薬だったティートゥリーの持つ強力なパワーは、
1920年代ヨーロッパで瞬く間に注目の的となりました。
医療体制の整わない屋外環境での応急的な消毒や、多くの感染症予防への利用など、
アボリジニの利用法にならって医薬品の代わりにも利用されたのです。
その後もティートゥリーオイルはアロマセラピーという自然療法の中で、そのパワフルな特性を発揮し続けています。
大自然の中で
身を守るための香り
オーストラリアの先住民アボリジニは、
パワフルな大地に潜む強力なウィルスや菌類、寄生虫などによる、
時に命に関わるようなあらゆる感染症対策として、
ティートゥリーの葉や浸出液を利用してきました。
傷ついた皮膚からの感染をふせぐために傷口に塗ったり、
寄生虫や虫刺されの予防、荒れた肌のケアのために皮膚に塗ったり、
時にお茶のようにして飲むことで胃腸をケアしたり…
ティートゥリーを自然薬として大いに活用しながら、灼熱の大地を生き抜いてきたのです。
オーストラリアの原生林の中を生き抜いてきたアボリジニのパワフルな薬木、ティートゥリー。
それは現代社会に生きる私たちが慣れない大自然の中に飛び込むときにも、
変わらず心強いパワーを発揮してくれます!
アウトドアのトラブルシューター!
ティートゥリーのスキンオイル
大自然の中に飛び込むと、街中では遭遇しない思わぬ場面に出くわし、
虫さされやかぶれ、擦り傷などにみまわれることもしばしば。
そんな冒険へと向かう朝のスキンケアには、ティートゥリーのスキンオイルを。
*おすすめアロマレシピ*
ティートゥリー&ホホバのプロテクトオイル
ティートゥリーと同じく、先住民によって皮膚の保護やスキンケアに古くから利用されてきたオイル、ホホバ。
油脂ではなく人の皮脂に近いワックス質のため、紫外線の強い環境下でもオイル焼けの心配が少なく※、様々な刺激にさらされる肌の頼もしいプロテクターです。
ホホバオイルをベースに作ったティートゥリーのオイルは、アウトドアでのスキンケアにぴったり!
※UV対策が必要ないということではありません。アウトドアレジャー時には特にしっかりとしたUVケアが必要です。
《作り方&使い方》
ホホバオイル10mLにティートゥリー精油2滴を加えてよく混ぜたら完成。
顔や腕、足など全身のスキンケアに。少量ずつ手に取り、素肌にやさしく塗り全体にのばします。
遮光性の小ビンに入れて携帯もできます。
※植物オイルに対して精油配合濃度は1%までにしてください。(植物オイル5mLに対して精油1滴で1%)
※使用前に二の腕の裏などでパッチテストを行い肌に合わないと感じたら使用を中止してください。
※手作りしたオイルは基本的にその日のうちに使いきってください。
自然と繋がるアウトドアの時間には、天然アロマでナチュラルなプロテクトケアを。
爽やかでやさしい香りに守られながら、アクティブに楽しみましょう♪
※ご注意※
虫刺されやかぶれ、創傷や感染症などに際しては、適切な医療が施されることが前提です。
アロマセラピーは治療に代わるものではありませんので、香りの特性を生かしたトリートメントとして活用し、自己判断による対処で適切な治療の機会を遅らせることのないようにしてください。
\この記事を書いた人/
大塚麻子
オーダーメイドトリートメントを提供する『Aroma Berta』主宰
英国IFPA認定・国際プロフェッショナルアロマセラピスト
日本心理学会認定心理士
自然の恵みアロマとハーブの魅力と、毎日を心地よく過ごすための利用法をわかりやすくお伝えしていきます♪