「部屋に合う香り」って?

2023.10.05 Thu

 

お部屋を良い香りにしたいなと思ったとき、まず浮かぶ疑問。

「どんな香りを、どんなふうに香らせたらいいの?」

 

今回は、空間に香らせるアロマの選び方や、香らせ方のポイントをお伝えします!

 

 

 

【空間ごとに選ぶ】

 

 

①「理想の過ごし方」をイメージして

 

 

まずは、その空間でどんなふうに過ごしたいかをイメージすることが大切。

 

 

ゆったりと過ごしたい場所なのか、テキパキと作業したい場所なのかなど、

部屋にはそれぞれに、その人が望む過ごし方があるはず。

 

 

自分にとってどんな気分で過ごしたい空間なのかを知ることが、香り選びの第一歩。

 

「理想の過ごし方」から、お部屋ごとの香りを選んでみましょう!

 

 

 

・・リビングの香り・・

 

 

リビングは一般的に、人が集まってお喋りしたり、本や映画など好きなものを観賞したり、趣味の時間を過ごしたりと、

ゆったりとくつろぎの時間を過ごすための空間。

 

リラックスしたい場所であると同時に、くつろぎながら作業をしたり、読み物に耽ったりなど、適度に活動したい場所でもあると言えます。

 

 

☆香り選びのポイント☆

 

リラックスはリラックスでも、眠たくなるような深いものではなく、

華やかで心が少し浮き立つような、それでいて緊張がほぐれるような、明るい香りがおすすめ。

 

 

*おすすめの香り*

 

オレンジやマンダリン、ベルガモットなど、フレッシュなテイストを感じるような優しい柑橘系の香りや、

ゼラニウムなどの華やかで明るい花の香り。

 

 

波立つ心を平常心にスイッチングしてくれる、清らかなフランキンセンスの香りもおすすめです。

 

 

 

 

・・ベッドルームの香り・・

 

 

寝室は、言うまでもなく眠る場所。

 

悩みや不安、心配事を抱えて心身が緊張したままでは、深く心地よく眠ることができません。

 

 

☆香り選びのポイント☆

 

寝室の香りには、心地よい眠りに導くような、深いリラックスやモヤモヤ気分のストレスリセットを促すアロマがおすすめです。

 

 

*おすすめの香り*

 

穏やかな心身へ誘う深いラベンダーの香りをはじめ、森林浴をしているような爽やかなヒノキの香りや、

温かみのあるオレンジやベルガモットの香りもおすすめです。

 

 

 

 

 

 

②「理想の姿」をイメージして

 

 

 

家の中のつくられた空間には、必ず目的があります。

 

たとえば、キッチンは食材を調理する場所、洗面所は手や顔を洗ったり身だしなみを整える場所、玄関は外と家の中の出入りのスペース、といったように。

 

生活するための基本的な作業を行うための実用的な空間など、

どんなふうに過ごす場所か使用目的がハッキリしているスペースの香り選びは、

「清潔で清々しい感じ」など、思い描く「理想の姿」がポイントになってきます。

 

 

 

・・キッチン、洗面所、玄関の香り・・

 

 

「いつまでも料理のニオイがこもっていない爽やかな空気感のキッチン」、

「清潔感のある洗面所」、「帰ってきたときに嫌なニオイのしないフレッシュな香りの玄関」、などー

 

これらの空間の理想の姿には、「清潔感」や「爽やかさ」、「フレッシュ感」を挙げる人が多いのではないでしょうか。

 

 

☆香り選びのポイント☆

 

キッチンや洗面所は、「水回り」と言われ、湿気が発生しやすく、酸化臭やカビ臭さなどを生じやすい場所。

 

また、玄関も、日々脱ぎ履きする靴のニオイなどがこもりやすく、

このような場所はいわゆる「生活臭」につながるニオイがこもりやすい空間です。

 

そうした不快なニオイ対策をしながらフレッシュな空間に仕上げてくれるアロマがおすすめです。

 

 

*おすすめの香り*

 

清涼な香りと抗菌成分やデオドラント力で広く親しまれるペパーミントやハッカ、ユーカリの香りや、

レモン調の爽やかな香りで空間ごとフレッシュにしてしまうレモンやレモングラスなどの香りがおすすめです。

 

 

 

 

 

 

 

【香らせるタイミングに合わせて選ぶ】

 

 

 

 

③「時間と習慣」からイメージして

 

 

これまでは「空間」ごとに区切って香りを選んでいきましたが、

別の切り口から選ぶこともできます。

 

それが、「時間と習慣」。

 

 

リビングやキッチンといった「空間」で香りを分けるのではなく、そこで過ごす「時間帯や習慣的なこと」ーいわばルーティンで選ぶ方法です。

 

 

 

 
・・「時間帯」ごとの香り・・

 

 

日中は活動的に過ごし、夜はゆっくりした気分で安眠する…そうしたリズムを自分で意識的につくることがなかなか難しいのが現代人の暮らし。

 

脳に直接働きかける天然アロマの力を借りて、気分の切り替えやモードのスイッチング※を上手にすることで、自律神経のバランスを調えて快適な体内リズムへと導くことができます。

 

→※”香りで脳のスイッチング”関連記事『春の睡眠とアロマ』へ

→※”香りで脳のスイッチング”関連記事『アロマでいきいき 若々しさを叶えるアロマ』へ

 

 

☆香り選びのポイント;

 

実際には、リビングとキッチンが同じ空間だったり、寝室が勉強部屋だったりと、お部屋の仕切り方や使い方は様々。

 

同じ部屋であっても、

朝はフレッシュで活動的になれる香り/午後のひとときにはくつろげる香り/夜寝る前には安眠につながる香り/

というように、「時間帯」ごとに香りを使い分けるのもおすすめです。

 

 

*おすすめの香り*

 

朝…アクティブモードへ導くアロマ。

ローズマリーやレモン、ミントなどの脳を刺激するシャープで爽やかな香りを。

 

夜…リラックスモードへ導くアロマ。

ラベンダーやベルガモット、ヒノキなどの心安らぐ香りを。

 

 

 

 

・・「習慣」ごとの香り・・

 

 

また、自分だけの「習慣」に特別な香りを用意するのも◎。

 

たとえば、

ストレッチタイム…森林の中に居るようなヒノキやヒバの香りの中で。

ティータイム…大好きなローズの香りで贅沢気分に。

 

など、シーンごとに香りを楽しむのも暮らしのアクセントになります♪

 

 

 

 

 

 

「香らせ方」のコツ

 

 

 

お部屋に香らせたい香りが決まったら、「香らせる方法」にもポイントがあります。

 

せっかくお気に入りの香りを見つけたのに、思ったように香りが拡がらない…というときには、

空間に合った香らせ方ができていない場合も。

 

お部屋の広さや香らせたい範囲、香りを持続させたい時間などに合わせて、「香らせ方」のコツをおさえましょう。

 

 

 

●「空間ごと」に香りを変えるなら…

 

 

置いておくだけのリードディフューザーで、リビングや寝室、洗面所など、各空間に合わせた香りを継続的に香らせておくのがおすすめ。

お部屋ごとのインテリアの一部としても楽しめます。

 

 

灯りとともに目にもリラックスしたいなら、アロマライトやミストディフューザー

作業中のデスクやお休み前の枕元など手元範囲で香らせたいなら、アロマストーンを置くのもおすすめです。

 

 

お部屋の広さや用途に合った製品を選びましょう。

 

 

 

 

 

 

 

●「香らせるタイミング」で香りを変えるなら…

 

 

モバイルタイプのアロマディフューザーで、時間帯やシーンごとに香りを差し替えて、手軽に自分と一緒に香りも移動。

 

フレキシブルにモードチェンジできます。

 

広範囲に素早く香らせられるものが多いので、香らせたいタイミングですぐ拡げられるのもポイントです。

 

 

 

 

 

 

 

 

どのお部屋でどんなふうに、どんな香りに包まれながら?ー

理想のイメージを膨らませて、ぜひ自分だけの素敵な香り空間を作ってみてくださいね♪

 

 

 


\この記事を書いた人/

大塚麻子

オーダーメイドトリートメントを提供する『Aroma Berta』主宰
英国IFPA認定・国際プロフェッショナルアロマセラピスト
日本心理学会認定心理士

自然の恵みアロマとハーブの魅力と、毎日を心地よく過ごすための利用法をわかりやすくお伝えしていきます♪



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