読書を楽しむアロマ
10/27~11/9は「読書週間」※。
そして11/3は日本アロマ環境協会が定めた「アロマの日」です。
一見交わりの無さそうな「本とアロマ」。
今日は秋の夜長の読書タイムを彩るアロマをご紹介します♪
当たり前のことですが、一口に「本」と言っても、その内容は様々。
書店では、本の内容をジャンルごとに分けて並べるなどして、読みたい本と出会えるように工夫がされていますよね。
絵本や図鑑、小説やエッセイなど、
ページをめくることで広がる世界は無限です!
その世界観に心ゆだねて過ごす時間に、そっと寄り添う香りがあります。
※読書週間…10/27~11/9の2週間で、読書推進運動協議会が主催する、読書を奨励する期間。
こどもの本
○おやすみ前の絵本に
おやすみ前の絵本タイムは、慌ただしい1日の終わりに、こどもとの絆を深められる大切なひととき。
ハッピーエンドの物語や、ゆったりとしたリズムで読めるストーリーを親子で味わいながら過ごすと、
こどもの安心感やリラックスを促し、心地よく質の良い眠りにつながると言われています。
そんな絵本タイムには、心ほぐれる優しい香りを。
「オレンジスィート」の甘い香りや「ラベンダー」の優しい花の香りは、小さなこどもにもマイルドで、好まれやすいアロマ。
ブレンドすると、より温かく包みこんでくれるような、ほっとリラックスできる香りになります。
温かな物語と優しい香りが、こどもたちに幸せな夢を見せてくれるでしょう。
お気に入りの形のアロマストーンや、灯りのともるアロマライトをベッドサイドに置いて、精油を数滴垂らし、優しく香らせるのがおすすめです。
○知的に楽しむ本の時間に
図鑑など興味関心のあるモノについての知識を深められる本や、ドリルなど楽しく学びを進めるための本を開くときには、ワクワクを大切にしたいもの。
こどもたちの好奇心や探究心、そして集中して本と向き合う力を応援する香りがおすすめ。
「ペパーミント」や「ユーカリ・ラディアータ」の香りは、スーッと優しい清涼感で考える脳をスッキリ整え、
「オレンジスイート」ははやる気持ちや理解につまづくストレスを優しくなだめながら気分を明るく高めてくれる香り。
ブレンドすると、甘さとスッキリ感のコラボレーションで、学びの本と向き合う時間を充実させてくれるでしょう。
アロマスプレーを手作りしておけば、読書気分を切り替えたいときにいつでも手軽にシュッと香りを拡げられます。
※ミントやユーカリは肌に使用する際、皮膚刺激になる場合があります。肌にはスプレーしないでください。
また、神経系を刺激するため、乳幼児や妊産婦の方、てんかんや高血圧、神経系疾患のある方は使用をお控えください。
30ml遮光性スプレーボトルに、無水エタノール5ml、精油合計6滴までを混ぜてから入れ、精製水25mlを加えてよく振ったら完成。
※毎回よく振って使用し、1ヶ月程度を目安に使いきってください。
※火気に注意してご使用ください。
※肌についた場合はせっけんで洗い流してください。
芳香浴(ディフューザーなどで香りを空間に拡げる方法)のみとし、アロマトリートメントなどで肌に付ける利用方法はお避けください。
また、芳香浴においても香らせる精油の量は大人が利用するときの半分以下で、短時間にとどめます。
おとな世代
○ミステリー小説に
秋の夜長に堪能したい、ミステリアスな物語。
忍び寄る波乱の気配にハラハラしたり、急展開にドキッとしたり。
霧のかかった道の先を予測しながら読み進めているとき、様々な感情が入り乱れ、思考は忙しく巡っています。
そんな心揺さぶるストーリーのおともには、落ち着き冴え渡る思考を保つ香り「フランキンセンス」や、
高ぶった気持ちも優しくなだめてくれる「ベルガモット」、複雑なストーリー展開にも集中力を発揮するための「レモン」のアロマを。
ブレンドすれば、少し苦みのあるフレッシュな柑橘と清涼な落ち着きを放つフランキンセンスとが、清廉な空気を生み出してくれます。
澄んだ香りとともに、複雑に入り組んだ物語の霧も晴れていくかもしれません!
ゆっくり読書を楽しみたい空間に、ミストディフューザーなどで香りを燻らせて。
※ベルガモットやレモンなどの柑橘系精油には、原液が肌に付いた状態で光に当たるとシミや赤みなどの皮膚トラブルを起こす光毒性と呼ばれる特性を持つものがあります。
肌に付いた場合は石けんでよく洗い流してください。
○エッセイに
エッセイは、この世界を細やかにとらえる繊細な心と多角的な視点で描かれる、まるで多彩なスケッチのよう。
描いた人の目に映った景色を一緒に見つめながら、小さな発見を積み重ねていくような、本との対話です。
テーマも内容も様々ですが、新しい価値観や言葉との出会いには、ちょっぴり華を添えたいもの。
明るく華やかな「ゼラニウム」の花の香りや、落ち着きを含んだほの甘い「ホーウッド」の木の香りの香りで、言葉で描き出された景色を楽しんで。
移動中の読書でも、アロマペンダントに香りを染み込ませれば、身につけていつでも香りを楽しみながら本の世界にトリップできます。
しおりに香りを染み込ませても素敵ですね♪
本を開くと広がる、豊かな世界。
香りはその世界をさらに鮮やかに映し出してくれるかもしれません。
読書の秋には、アロマを添えて。
色々な本と香りとの出会いを楽しんでみてくださいね♪
\この記事を書いた人/
大塚麻子
オーダーメイドトリートメントを提供する『Aroma Berta』主宰
英国IFPA認定・国際プロフェッショナルアロマセラピスト
日本心理学会認定心理士
自然の恵みアロマとハーブの魅力と、毎日を心地よく過ごすための利用法をわかりやすくお伝えしていきます♪