【精油の基本事典】ベルガモット精油の効果・効能
【精油の基本事典】
精油の効果・効能など精油(エッセンシャルオイル)の基本的な情報をご紹介しています。
【ベルガモット精油】
基本情報
名前 | ベルガモット |
学名 | Citrus bergamia |
科名 | ミカン科 |
抽出部位 | 果皮 |
抽出方法 | 圧搾法、水蒸気蒸留法 |
主な産地 | イタリア、南フランス |
香り | 柑橘の爽やかさにグリーン調の香りが調和した上品な柑橘の香り |
主な成分 | リモネン、酢酸リナリル、リナロール、γ-テルピネン、ベルガプテンなど |
ノート | トップ |
注意事項 | 光毒性があるので皮膚に使用した後は直射日光に当たらないように注意してください。 ※ベルガプテンフリー(フロクマリンフリー)の精油は光毒性がありません。 |
ストーリー
紅茶のアールグレイの香り付けに使われているイタリア原産の柑橘で、名前の由来は、トルコ語で「梨の王」を意味するBeg armudiを語源とする説や、イタリアのベルガモで最初に栽培されたことなど諸説がありますが定かではありません。17世紀末、世界最古のオーデコロン「ケルンの水」の原料にも使用されており、現在も香水や化粧品の香料として使われています。
植物の特徴
イタリア原産の常緑性低木で果実は苦みが強いため食用ではなく主に精油を採取する目的で栽培されています。イタリア南西部のカラブリア州で良質のものが多く栽培されており、皮から精油を抽出します。
ベルガモットの効果効能
心へ
緊張・ストレス緩和、不安、抗うつ
気持ちが沈んだり不安な時など心を落ち着かせ穏やかに調子を整えます。リラックスとストレス緩和に用いられ、高揚と鎮静の両方をサポートできるので気持ちのリフレッシュにも役立ちます。
体へ
鎮静、消化促進、健胃、抗菌、鎮痙、循環促進作用など
消化促進作用があり胃腸の働きを助けます。食欲低下や不眠に時にも役立ちます。
皮膚へ
ストレスによる肌荒れに原因となるストレス緩和に用いることができます。抗菌・抗炎症作用がありお肌の調子を整えます。
※光毒性があるので、ベルガプテンフリー(フロクマリンフリー)の精油を使用してください。あるいは0.4%以下の希釈濃度でお試しください。皮膚に使用した後は直射日光に当たらないように注意してください。
使い方
芳香浴
アロマディフューザー、アロマストーン、アロマスプレーなどを使って芳香させます。リフレッシュ、リラックスできる心地良い空間作りに、寝室に芳香することで心地良い睡眠空間作りにお使いいただけます。。
沐浴
植物油または天然塩、無水エタノールなどで希釈しお風呂に入れて入浴したり、足浴、手浴などに使用します。
精油の目安量:全身浴(1~5滴)、足浴・手浴(1~3滴)
※光毒性がないベルガプテンフリー(フロクマリンフリー)の精油を使用してください。
※ベルガプテンフリーではない精油を使用した場合は光毒性があるので、皮膚に使用した後は直射日光に当たらないように注意してください。
ホームケア・ハウスキーピング
アロマスプレーで、ニオイが気になるトイレや玄関などの消臭、クローゼットなどの芳香に使用します。
スキンケア・ボディケア
ホホバオイルなどの植物油で希釈した(0.5~1.0%濃度)トリートメントオイルをつくり、マッサージに使用します。スキンケアや筋肉の緊張をほぐすのに役立ちます。
精油の目安量:植物油10mlに対して精油1~2滴(濃度0.5~1.0%)※顔へ使用する場合は0.5%以下
※光毒性がないベルガプテンフリー(フロクマリンフリー)の精油を使用してください。
※ベルガプテンフリーではない精油を使用した場合は光毒性があるので、皮膚に使用した後は直射日光に当たらないように注意してください。
ブレンド相性の良い精油
【柑橘系、フローラル系】
いろいろな精油と合わせやすく良く調和します。
<注意点&免責事項>アロマセラピーは医療ではありません。記事内に掲載されている内容は、精油の効果効能、心身の不調改善を保証するものではありません。予め了承ください。事故やトラブルに関してこのサイトは責任を負いかねますので、あくまでも自己責任にてご使用をお願いいたします。持病をお持ちの方、妊産婦やお年寄り、お子様に使用する場合や、既往症のある方、その他使用に不安のある方は、専門家や専門医に事前にご相談の上でご使用ください。