【精油の基本事典】シダーウッド精油の効果・効能

2025.02.27 Thu

【精油の基本事典】

精油の効果・効能など精油(エッセンシャルオイル)の基本的な情報をご紹介しています。

 

 

【シダーウッド精油】

 

基本情報

名前 シダーウッド、シダーウッドアトラス
学名 Cedrus atlantica
科名 マツ科
抽出部位 木部
抽出方法 水蒸気蒸留法
主な産地 モロッコ、アルジェリア、フランスなど
香り ウッディで甘く落ち着いた香り
主な成分 β-ヒマカレン、α-ヒマカレン、γ-ヒマカレン、セドロール、α-セドレンなど
ノート ベース
注意事項 妊娠中、授乳中の方は利用を控えてください。

 

 

ストーリー

 

シダーウッドは古くから神聖な儀式や化粧品や香水の原料として使用されていました。防腐・防虫効果のある成分も含まれており、建築資材としても使用されています。

 

 

植物の特徴

 

シダーウッドアトラスは、北アフリカ原産の針葉常緑樹で、樹高は30~40m、幹の直径は約2mの太さになります。北アフリカのほか、北アメリカでも広く生育されています。シダーウッドには、シダーウッド・アトラスのほかに、シダーウッド・バージニア(学名 Juniperus virginiana)があり、モロッコのアトラス山脈原産のアトラスはマツ科、アメリカ原産のバージニアはヒノキ科で特徴や香りもまったく異なります。一般的にシダーウッド精油というとシダーウッド・アトラスを指しています。

 

 

 

シダーウッドの効果効能

心へ

鎮静、神経系の強壮、抗うつなど

不安感や倦怠感、精神疲労などの気持ちを安定させてくれ、緊張感の緩和などをサポートしてくれます。

 

体へ

呼吸器系の強壮、気管拡張、うっ滞除去など

呼吸器系の強壮や気管拡張作用があり呼吸器系の不調に役立ちます。またリンパの流れを促したり、セルライト除去に用いられます。

 

くらしへ

防虫、抗菌作用など

タンスやクローゼットで虫よけとして使用や、ニオイが気になるトイレや玄関、浴室、キッチンなどの消臭に用います。

 

 

 

 

使い方

 

芳香浴

アロマストーン、アロマスプレーなどを使って芳香させます。粘性がある樹脂精油のため、アロマディフューザーで使用する際はディフューザーの詰まりの原因になる場合があります。

 

 

ホームケア・ハウスキーピング

アロマスプレーで、ニオイが気になるトイレや玄関、浴室、キッチンなどの抗菌・消臭に使用します。

重曹に精油を混ぜて靴箱や玄関、トイレなど臭いが気になる場所の芳香剤として活用できます。

 

●アロマスプレーの作り方

 ①スプレー容器に無水エタノール5mlを入れ、精油6滴を加えよく振って混ぜます。
 ②精製水25mlを加え、フタをしてよく振って混ぜます。

 

※使用する際は、毎回容器を良く振ってからお使いください。
※高温多湿を避け冷暗所で保管し、2週間を目安にできるだけ早めに使い切ってください。

 

●重曹アロマ芳香剤の作り方

 ・空ビンに重曹100g、精油10~20滴を加えビン振りよく混ぜます。

 

※精油にはプラスチックを溶かす性質をもつ成分を含むものもあるため、プラスチック素材の容器は使用しないでください。

※1週間ほどで香りが弱くなってきたら、精油を追加して使用してください。

※重曹の消臭効果は2~3ヶ月です。

 

 

スキンケア・ボディケア

ホホバオイルなどの植物油で希釈した(0.5~1.0%濃度まで)トリートメントオイルをつくり、マッサージに使用します。むくみやセルライトが気になる際などにトリートメントで使用します。

精油の目安量:植物油10mlに対して精油1~2滴(濃度0.5~1.0%)

※妊娠中、授乳中の方は利用を控えてください。

※顔へ使用する場合は0.5%以下

 

 

 

ブレンド相性の良い精油

【オリエンタル系、樹木系】

サイプレス、プチグレン、ユーカリなど樹木系、イランイラン、サンダルウッド、ベチバーなどオリエンタル系、ラベンダー、ネロリ、カモミールなどフローラル系と相性が良いです。

 


<注意点&免責事項>アロマセラピーは医療ではありません。記事内に掲載されている内容は、精油の効果効能、心身の不調改善を保証するものではありません。予め了承ください。事故やトラブルに関してこのサイトは責任を負いかねますので、あくまでも自己責任にてご使用をお願いいたします。持病をお持ちの方、妊産婦やお年寄り、お子様に使用する場合や、既往症のある方、その他使用に不安のある方は、専門家や専門医に事前にご相談の上でご使用ください。


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