おうちの困った虫対策に。 ジメジメ季節には清々しい森の香りを
梅雨の季節。
湿度の高い日が増えると、ジメジメした体感で気分が晴れなかったり、室内の害虫に悩んだりする方も多いのではないでしょうか。
そんな季節におすすめしたいのが、ヒバとヒノキのアロマです♪
住まいを守る
“香る木々”を使った古来の知恵
ヒバ(檜葉)やヒノキ(檜)は古くから建材として使われてきました。
建物を虫害や腐食から守り、長く強度を保ち続けるために選ばれてきた木材で、神社仏閣など現存する多くの歴史的建立物にも利用されています。
ヒバやヒノキには昆虫忌避成分が含まれ、この香りは蚊やアリ、ゴキブリやダニなど多くの虫が苦手とする一方で、
人間にとってはヒノキなどの木々の香りに包まれた空間で過ごすことは森林浴効果※を生み、快く落ち着いた気分にさせてくれるのです。
※森林の中で過ごすことで、血圧やストレスホルモンの低下、免疫細胞やリラックス時に優位になる副交感神経が高まるなどの現象。
そうは言っても、ヒバやヒノキで建てられたお家に住むのは難しい…
そんなときはアロマの出番です!
ヒバやヒノキから抽出された天然100%の精油をお部屋に香らせれば、瞬く間に森の中のコテージにいるような空間に…!
空間全体にはディフューザー、
ポイント使いにはスプレーがおすすめ
ディフューザーやアロマランプなどを使って空間全体に香らせるのはもちろん、
お好みの香りとブレンドしてアロマスプレーを作り、お部屋にスプレーしても。
空間全体にスプレーするほか、虫の侵入が気になる玄関や窓周辺、キッチンのシンク下などのスペースに、(香りが持続するように)定期的にスプレーするのもおすすめです。
ヒバ・ヒノキ・和ハッカのムシよけアロマスプレー
☆作り方☆
30mLの遮光スプレーボトルに、
無水エタノール5mL、ヒバ3滴・ヒノキ3滴・和ハッカ4滴(精油合計10滴)を入れてよく混ぜ、
最後に精製水25mLを加えてよく振り混ぜれば完成です。
※小さなお子様やペットが口にしないようご注意ください。
※毎回よく振ってから、対象物から20cmほど離してスプレーしてください。
※アルコールに敏感な方はご使用をお控えください。また、火気に注意してご利用ください。
※半年を目安に使いきってください。
梅雨の時期は、アロマの味方!
さらに嬉しいことに、湿度の高い環境ほど、空気中の水分と香り成分がくっつきやすく、より全体に香りを感じやすくなる環境になります。
つまりジメジメして不快に感じやすい梅雨こそ、お部屋を爽やかな香り空間に大変身させるのにぴったりの時期なのです!
木々の香りに満たされたお部屋で森林浴気分を満喫している間に、
虫たちはそそくさとお家から逃げ出していってくれるはず。
香りの力で、今年は清々しい梅雨を過ごしてみてください♪
参考文献; 『日本の森から生まれたアロマ』 稲本 正 著 世界文化社
\この記事を書いた人/
大塚麻子
オーダーメイドトリートメントを提供する『Aroma Berta』主宰
英国IFPA認定・国際プロフェッショナルアロマセラピスト
日本心理学会認定心理士
自然の恵みアロマとハーブの魅力と、毎日を心地よく過ごすための利用法をわかりやすくお伝えしていきます♪