ハーブティーの選び方
皆さんはどんなときにハーブティーを飲みますか?
日々のちょっとした気分や体調の変化に合わせて、手軽にセルフケアできるハーブティー。
ハーブティーにはたくさんの種類がありとても全部は書ききれませんが、
今回は代表的なハーブの中から、選び方のヒントを少しだけご紹介します♪
1.シーンで選ぶ
疲れをとりたい時やゆっくり眠りたい時、そっと後押ししてくれるハーブティーがあります。
その時の気分にぴったりのハーブティーを手に取れたらいいですよね。
〇元気になりたいときは…
ハーブには植物の恵みがたっぷり。
心と体に疲れを感じた時には、野菜を摂るようにハーブティーからパワーをチャージします。
☆パワーチャージ&リフレッシュのハーブ☆
ローズヒップは、ビタミンCの爆弾と呼ばれるほどビタミンたっぷり。
ほのかに赤く、少し酸味のあるまろやかな味わいで、
元気がほしいときの一杯にぴったりです。
シミやくすみが気になる肌を力づけたいときにも。
ハイビスカスは、爽やかな酸味でクエン酸たっぷり。
見た目にも元気をくれる鮮やかなルビー色のお茶は、
運動後の身体の疲れや目の疲れをすっきりと癒してくれます。
ローズヒップとハイビスカスはブレンド相性抜群の名コンビ!
ペパーミントは、スッキリとした清涼な風味で気分を爽やかに、
口内やお腹がすっきりしないときのリフレッシュティーにも。
レモングラスは、レモンのような爽やかな香りのハーブティー。
フレッシュな気分にスイッチを切り替えてくれます。
たくさん食べてお腹が苦しい…そんなときの食後のお茶にも!
ペパーミントとレモングラスのブレンドは、
勉強や仕事をがんばりたいときのティーブレイクにもぴったりです!
〇安らぎたいときは…
ノンカフェインで胃腸にもやさしいハーブたちは、心の緊張を解すのもお得意。
ストレスで気持ちが落ち着かない時や眠れない時、手に取りたいハーブがあります。
☆リラックスのハーブ☆
カモミールは、可憐な白い花のハーブティー。
リンゴのような甘い香りとやさしい味わいで、お休み前のリラックスティーに。
ミルクティーにしても美味しいハーブです。
リンデンは、小さいお子様にも飲みやすいすっきりとクセのない味わいで、
イライラ、クヨクヨ、神経が休まらないときの一杯に。
カモミールとリンデンのブレンドティーは心安らぐ至福の一杯です。
〇風邪や花粉に負けたくないときは…
季節の変わり目やちょっと調子が出ない時、身体を温めたり喉や胃腸を労ったりしますよね。
そんなケアのひとつとしてハーブが役立ってくれます。
☆温め&レスキューのハーブ☆
エルダーフラワーは、風邪やインフルエンザの引きはじめに
ヨーロッパで伝統的に飲まれてきたハーブティー。
ほのかに甘い香りのするやさしい味わいで身体が温まります。
ネトルは、鉄分やミネラルを豊富に含み、
風邪や花粉の時期のムズムズした不快感があるときや、
女性の栄養補給にもおすすめのハーブティーです。
エルダー&ネトルのブレンドティーは、
喉や鼻を労わりたい時にぴったりのブレンドです。
エキナセアは飲みやすいスッキリした味わいで、
免疫に関わるハーブとして風邪や花粉の時期に人気のハーブ。
ジンジャーは、日本人にもなじみの深い生姜。
身体を温めて、動く力を底上げしてくれるようなハーブです。
2.味わいで選ぶ
ハーブティーは心と体の変化に寄り添ってくれるセルフケアの心強い味方。
同時に飲み物として、味わいも大切な要素です。
好きな味わいのハーブティーで、心も体も生き生きと過ごせたらハッピーですよね。
〇ほっとする味わい
優しく穏やかな味わいを求めるなら、お花のハーブティーがおすすめです。
花びらや花全体をハーブティーにするような種類は、
その香りを含めてリラックスできる味わいのものが多いもの。
安らぎたいときのハーブとしてご紹介したカモミールやリンデン(葉も含まれる)の他にも、
ローズやオレンジフラワー、ラベンダーなどたくさんの花のハーブティーがあります。
※花は長く抽出すると苦みが出やすいものも多いので、
それぞれの目安抽出時間を超えないことも美味しく飲む秘訣です。
〇スパイシーな味わい
心を刺激するようなアクセントのある味わいを求めるなら、スパイス入りのハーブティーを。
ジンジャーやクローブ、シナモンなどが加わると、まさにスパイスの利いた風味に早変わり。
ヨーロッパのグリューワイン(ホットワイン)は、多くのスパイス&ハーブで煮出すのが伝統です。
クリスマスの寒い時期に飲まれるものですが、スパイスは心と体を温めてくれるもの。
心と体を温めて活気づけたいときには、スパイスの入ったブレンドハーブティーを選んでみては。
〇爽やかな味わい
爽やかな風味がお好きなら、心と喉を軽やかに通り抜けるようなフレッシュな味わいのハーブを。
レモン風味のレモングラスやレモンバーム、清涼なペパーミントやスペアミントなどのハーブティーは、
スッキリとした喉通りと味わいを求めるときにおすすめのハーブです。
3.目でも楽しめるハーブを選ぶ
ハーブティーは、カラフルな色のバリエーションを楽しめるところも魅力のひとつ。
透き通った美しいカラーを楽しむ彩りのティータイムも良いですよね。
冒頭でご紹介したハイビスカスは、鮮やかなレッドで目にも楽しいハーブティー。
心も体も疲れて重いようなとき、透き通った美しい赤色にも明るさとパワーをもらえます。
マロウブルーやバタフライピーというハーブは、美しい青色や紫色のお茶になり、
レモンを絞ればピンクに変化する様子も楽しめます。
見た目だけでなく、喉や胃の粘膜のケア、日焼けが気になるときにも活躍してくれるハーブです。
ローズの花びらは、なんといっても華やかさで群を抜きます。
お茶の上に少し散らすだけでも、華やかなティータイムになりますよ。
ハーブには様々な作用があり、妊娠中や授乳中、血圧や神経系等の特定の疾患で療養中や服薬中の際に飲用を避けるべきものもあります。
ご購入の際には飲用される方のご体調やご事情に即したハーブの中から選べるよう、専門店にて個別にご相談ください。
今日の心と体のご機嫌を知って、
今の自分にぴったりの美味しいハーブティーでご褒美時間を。
バランス良くブレンドされたティーバッグタイプなどもあるので、
楽しみながら続けてみてくださいね♪
\この記事を書いた人/
大塚麻子
オーダーメイドトリートメントを提供する『Aroma Berta』主宰
英国IFPA認定・国際プロフェッショナルアロマセラピスト
日本心理学会認定心理士
自然の恵みアロマとハーブの魅力と、毎日を心地よく過ごすための利用法をわかりやすくお伝えしていきます♪