心ときめくミモザの香り

2023.03.03 Fri

 

幸福と希望の象徴ミモザ

 

 

先駆けて春を彩る、黄金色のミモザの花。

綿菓子のようにふわふわと束をなして、春の風に優しく揺らぎます。

 

明るい日差しを受けて輝くその鮮やかなイエローの花は、人々の心にいち早く春を告げる幸福の象徴です。

花言葉は、花色によってバリエーションがありますが、「感謝」「思いやり」「友情」「優雅」「上品」などー。

 

 

 

 

 

 

女性へ捧ぐ花

 

 

そんなエレガントな優しさと明るい希望を思わせるミモザの花が咲き誇る季節に、「国際女性デー(3月8日)」があります。

国際女性デーは、1900年代初頭にアメリカやヨーロッパ諸国で起こった婦人参政権デモなどを皮切りに、

ジェンダー平等の訴えを1つずつ形にしてきた長きにわたる運動の流れを汲んで、1977年に国連が公式に定めた世界共通の記念日です。

 

この日は、イタリアでは「ミモザの日」と呼ばれています。

国際女性デーの動きとあいまって、

日頃の感謝や愛情を込めて、開花時期を迎え美しく咲いたミモザの花束を女性に贈るようになったと言われています。

 

フランスでは「ミモザ祭り」も行われ、満開のミモザの花で溢れた様々なイベントやパレードなどが催されるそうです。

 

 

 

 

 

 

愛されるミモザの花の香り

 

 

ミモザの花は、その香りも世界中で親しまれています。

ミモザには幾つかの種類がありますが、ヨーロッパで親しまれ、香りも良いとされているのはフサアカシアという品種のミモザです。

その柔らかな甘みのある香りは、はちみつやミルクに例えられることも。

 

そんなミモザの花から抽出される香り成分「精油」は、他の花々と同様に稀少で生産も少なく、品種や製法によってその香りも様々。

 

その一方で、ミモザの甘く優しい香りのイメージは時代を問わず女性の憧れをまとい続け、

多くのメーカーがその香りにインスピレーションを得たオリジナルのフレグランスを世に送り出してきました。

 

ミモザそのものの香りを味わうのはもちろん素晴らしいことですが、

時には想像を胸いっぱいに膨らませて、黄金色に輝くミモザ溢れる春をイメージしながら、自由な「ミモザブレンド」を作ってみるのも素敵です。

 

 

 

 

 

 

*おすすめブレンドレシピ*

「ミモザ香る

春の思い出ブレンド」

~眩しく光るミモザの思い出をイメージした香り~

 

ジャスミン3%DIL※精油   1滴

ネロリ3%DIL※精油     1滴

レモン精油         2滴

ベンゾイン精油       1滴

(お好みによって、ゼラニウム精油 1滴)

 

心踊るような春気分で満たされたい時に、

アロマライトなどの芳香器でお部屋に香らせてみてください♪

 

※DIL精油(DILUTED  ESSENTIAL OIL)…ホホバオイルなどの植物オイルで表記の割合(%)に希釈された精油です。

粘度の調整や希少精油の高価格への配慮等を目的として生産されており、原液のものより香りもマイルドです。

芳香器の種類等によってDIL精油が使えない場合もありますので、お持ちの製品の仕様をご確認のうえご使用ください。

 

 

 

春の月夜にも映えるミモザの花枝。

 

 

 

シャンパンやスパークリングワインとオレンジジュースを割って作る「ミモザカクテル」や、

刻んだ茹で卵をたっぷり乗せる色鮮やかな「ミモザサラダ」など、

ミモザの姿形や花の色、香りなどのイメージから生まれて広まったドリンクや料理もありますね。

 

ミモザは私たちに豊かな想像力を授けてくれるのかもしれません。

 

 

 

心を優しく包み、甘い憧れを抱かせるミモザの花の香り。

その優しく明るいぬくもりに満ちた香りは、エレガントな美しさの象徴として、

ジェンダーも国境も越え、これからも世界中で愛されていくことでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 


\この記事を書いた人/

大塚麻子

オーダーメイドトリートメントを提供する『Aroma Berta』主宰
英国IFPA認定・国際プロフェッショナルアロマセラピスト
日本心理学会認定心理士

自然の恵みアロマとハーブの魅力と、毎日を心地よく過ごすための利用法をわかりやすくお伝えしていきます♪


 

 


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