クリーンな香りで心も換気! 新生活のフレッシュアロマ
さぁ、新年度です!
新しい場所、新しい出会い。
過去の出来事はいったんり洗い流して、フレッシュな空気を胸いっぱいに吸い込んで…心穏やかに、新しい気持ちでリスタートしたい。
そんな時には、アロマでお部屋と心の空気の入れ換えを!
リフレッシュ&カーミング
メイチャンの香り
複数の名を持つ
東洋のスパイス
「メイチャン」は、中国原産のクスノキ科の低木です。
葉や花にも香りがありますが、精油は小さな実から採取されます。
精油の名前としては一風変わった感じがしますが、
英名“may chang”のmayは女神を表し、changは原産国である中国最大の川、長江を表す言葉。
中国料理の香り付けに使われることから、チャイニーズペッパーとも呼ばれます。
学名”Litsea cubeba”の読みから、「リツェア・クベバ」や、「リトセア」とも呼ばれ、この語源も小さな実を表す中国語に由来すると言われています。
また、レモンバーベナの香りにも似ていることから、フランスでは「エキゾチックバーベナ」とも呼ばれるそう。
なんとも呼び名の多い精油です!
爽やかと、安らぎとー
リフレッシュ&カーミング
東洋のオリエンタルな魅力に満ちたこのスパイスの芳醇な香りは、
西洋に伝わるとフレグランスとして利用されるようになります。
レモングラスと共通する香り成分を多く含み、スッキリとしたシトラス調の香りでありながら、フローラル調の甘く柔らかな風合いもある温かな香り。
心に元気とエネルギーを与えながら、深い安らぎと癒しも与えてくれる、そんな二面性を持ちます。
リフレッシュ&カーミング…爽やかさと穏やかさを併せ持つメイチャンの香りは、
気分をいったんリセットして落ち着きを取り戻したい…そんな場面にピッタリなのです。
出会いの季節の
デオドラント対策にも
メイチャンの香りは、臭いが気になるときのリフレッシュコロンや石鹸の香りづけに多く利用されてきました。
春、新しい出会いの季節には、緊張や不安で思わず汗ばむ場面も多いですよね。
フローラルな優しさで気持ちを落ち着かせながら、レモン調の爽やさで気になる汗も気分もリフレッシュしてくれるメイチャン。
香りを味方につけて、
爽やかな笑顔で過ごしたいものです!
心にクリーンな空気を!
そしてなんといっても、メイチャンは新鮮な空気を胸いっぱいに吸い込みたい時にとってもおすすめの香りです。
春は、乾燥した埃っぽい空気の影響やアレルギー反応などによって咳き込みやすくなったり、
緊張やストレスで「喉が詰まる」ような思いをしたり…
元々呼吸器系の不調を抱える方もそうでない方も、うまく呼吸ができない感覚、喉の違和感を感じやすい季節でもあります。
メイチャンの爽やかで温かみのある香りを嗅ぐと、余分な力がすぅっと抜けて、
まるでなめらかにスライディングするように空気の通り道を拡げながら、新鮮な空気を胸いっぱいに運んでくれる…そんな心地がします。
*おすすめアロマレシピ*
《メイチャンのリフレッシュ&カーミングスプレー》
空気と気分を爽やかなにリフレッシュして、深呼吸したいときに。
☆ブレンドレシピ☆
メイチャン精油 1滴
ペパーミント精油 2滴
ユーカリ・ラディアータ精油 2滴
☆作り方☆
30mLの遮光スプレーボトルに、
無水エタノール5mLと精油合計5~10滴を入れ、
最後に精製水25mLを加えてよく振り混ぜれば完成です。
☆使い方☆
よく振ってから、香りを拡げたい空間にスプレーします。
外出先で、気分を変えたい時にハンカチなどにシュッとして香りを楽しむこともできます。
【ご注意】
※布類にスプレーする場合、素材に精油の色が付く場合があります。
※肌に直接スプレーしないでください。
※作成後1ヶ月程度を目安に使い切って下さい。
お出かけ前に香りもプラス。
新しい出会いの多いシーズン、
爽やかで優しいメイチャンの香りに包まれて深呼吸したら、自分らしく胸を張って出かけてみませんか♪
<参考文献>
・『ハーブ学名語源事典』大槻真一郎・尾﨑由紀子 著 東京堂出版
・『アロマテラピーのための84の精油』ワンダ・セラー 著 高山林太郎 訳 フレグランスジャーナル社
\この記事を書いた人/
大塚麻子
オーダーメイドトリートメントを提供する『Aroma Berta』主宰
英国IFPA認定・国際プロフェッショナルアロマセラピスト
日本心理学会認定心理士
自然の恵みアロマとハーブの魅力と、毎日を心地よく過ごすための利用法をわかりやすくお伝えしていきます♪