首・肩コリ。ほぐれるアロマケア

2024.02.22 Thu

寒さも少し和らいできましが、寒い季節は肩をすくめ姿勢が悪くなり身体を震えさせたりで筋肉が硬くなりこわばります。冬の寒い季節特有の冷えからくる『肩コリ』ですが、首・肩のこわばりは頭痛にも繋がるのでこまめにケアしたいですね。

 

そこで、今回は首や肩のつらさにおすすめのエッセンシャルオイルと活用方法をご紹介します。

 

 

 

肩コリの原因

 

肩コリは、姿勢の悪さや運動不足や冷えからくる血行不良など様々な要因があり、冒頭でお伝えした「冷え」の他にも注意したい原因がいくつかあります。

 

パソコンやスマートフォンの画面を長時間見ることで「同じ姿勢」が続いたり、「眼精疲労」のほか、「運動不足」により体全体の血液の循環が悪くなること、「ストレス」が原因の自律神経の乱れによる血行不良などがあります。

 

滞っている血行がよくなることで筋肉の緊張も緩み痛みも緩和されるので、めぐりを良くすることがポイントになります。

「血行をよくする」「温める」「心身の緊張を和らげる」などのケアを心がけましょう。また運動後のこわばりには「疲労物質を排出する」ことも大切です。

 

 

ほぐれるアロマケアにオススメ精油

 

マージョラムスイート:緩和、めぐりを良くする

ユズ:めぐりを良くする、温める

ラベンダー:痛みを和らげる、リラックス

ローズマリー:緩和、めぐりを良くする

ジュニパーベリー:筋肉疲労物質の排出に

 

『若返りのハーブ』と呼ばれるシソ科のローズマリーは、3つのケモタイプに分けられそれぞれ特徴が異なります。

3つのタイプには「ローズマリーシネオール」「ローズマリーカンファー」「ローズマリーベルベノン」がありますが、肩コリには、カンファーという清涼感ある樟脳(しょうのう)の香り成分を多く含む「ローズマリーカンファー」がオススメです。

ぼぐすアロマケアには、鎮静や血行促進が得意なローズマリーカンファーを。

 

ローズマリーシネオール、ローズマリーベルベノンもめぐりを促進させてくれますので、ローズマリーカンファーがない場合は、シネオールまたはベルベノンタイプでも問題ありません。

 

※妊娠中、授乳中、乳幼児、てんかんの方の使用は控え、高齢の方や、高血圧の方の使用は注意が必要です。

 

 

 

ほぐれるアロマケアブレンド例

 

オススメ精油を使ってブレンドする際は、お好みの香りでブレンドを楽しんでください。

今回はブレンド例を2つご紹介しますので、アロマバスソルトやアロマトリートメントオイルを作る時の参考にしてください。

 

~ゆるんでリラックスしたい時~
・マージョラムスイート 3滴
・ラベンダー 2滴
・ジュニパーベリー 1滴

 

~めぐらせスッキリしたい時~
・ユズ 3滴
・ローズマリー 2滴 
・マージョラムスイート 1滴

 

敏感肌の方で精油の量を少なめにする際は、お好みで香りを調整してください。

 

 

 

ほぐれるアロマケア

 

●アロマバスソルト

 

<用意するもの>

・精油:1滴~6滴
・天然塩:大さじ2杯
・フタ付き容器

 

<作り方>
容器に天然塩を入れ、精油(1滴〜6滴)を加えフタを閉めて容器を振ってよく混ぜ合わせできあがり。

 

<使用時の注意>

・アロマバスソルトを浴槽に入れ、全体をよくかき混ぜてから入浴してください。
・作ったアロマバスソルトは、なるべく早く使い切ってください。
・浴槽の変質など、浴槽によっては使用できない場合がありますのでご注意ください。
・入浴後のお湯は必ず捨て洗濯などに使用しないでください。

 

 

●アロマ湿布

 

温湿布:湯で温めたタオルなどの布を身体の一部にあてる方法です。
運動後のこわばりで熱感がある場合は冷湿布で鎮静するのが効果的です。

 

<用意するもの>

・精油:1滴~3滴
・洗面器、タオル

 

<利用法>

洗面器に適温のお湯を入れ、精油を1~3滴入れよく混ぜます。
タオルを入れ絞り、首や肩など痛みが気になるところに当てます。
温かいタオルを置くことで、血行がよくなり筋肉の緊張が和らぎます。

 

<使用時の注意>

・お湯の温度やお肌の状態に気をつけて行ってください。

・精油は水に溶けにくいため、皮膚に直接触れないよう注意してください。
・目の周りや皮膚の弱いところへの使用は控えてください。

・3才未満のお子様の入浴時には精油の使用は控えてください。

 

 

●アロマトリートメント

 

精油の香りのトリートメントオイルでマッサージすることで心身の緊張をほぐし、気分も軽やかにリラックスタイムを過ごせます。

 

<用意するもの>

・精油:3滴〜6滴 (濃度0.5%〜1%)
・植物油:30ml (ホホバ オイル、スイートアーモンドオイル等)
・遮光ビン ※なければ透明ビンでも可

・ビーカー、ガラス棒または竹串

 

<作り方>
ビーカーにキャリアオイルと精油(3滴〜6滴)をガラス棒等で良く混ぜ、遮光ビンに移します。

 

<使用時の注意>

・敏感肌の方は精油3滴(配合濃度0.5%)でご様子をみながらお使いください。

・使用前には二の腕などに少量塗布するなどパッチテストを行い、肌に合うか確かめてからご使用ください。

・トリートメントオイルは、2週間を目安になるべく早めに使い切ってください。

 

 

 

オススメのセルフマッサージ法

 

 

 

今から春に向けて三寒四温の気候になります。しばらくは寒さで体がこわばったり、気温差で自律神経も乱れやすくなりますので、アロマでほぐれるケアをお試しください。

 

 


\この記事を書いた人/

大原万喜子
アロマインストラクター、アロマ空間デザイナー、ハーバルプラクティショナー
アロマ専門店「アロマブルーム」を運営する株式会社フォーシーズHDの商品企画を担当


 

<注意点>アロマセラピーは医療ではありません。ブログ内に掲載されている内容は、精油の効果効能、心身の不調改善を保証するものではありません。予め了承ください。持病をお持ちの方、妊産婦やお年寄り、お子様に使用する場合や、既往症のある方、その他使用に不安のある方は、専門家や専門医に事前にご相談の上でご使用ください。


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