【精油の基本事典】ヒノキ精油の効果・効能

2024.04.11 Thu

 

【精油の基本事典】

精油の効果・効能など精油(エッセンシャルオイル)の基本的な情報をご紹介しています。

 

 

【ヒノキ精油】

 

基本情報

名前 ヒノキ、吉野ヒノキ
学名 Chamaecyparis obtusa
科名 ヒノキ科
抽出部位 木、葉
抽出方法 水蒸気蒸留法
主な産地 日本、台湾
香り 森林浴をしているような爽やかな樹木の香り
主な成分

【木】δ-カジネン、α-カジノール、γ-カジネンなど

【葉】サビネン、酢酸テルピニル、ミルセン、リモネン、γ-テルピネンなど

ノート ミドル
注意事項 皮膚刺激があるため皮膚に使用する際は低濃度で使用する

 

 

ストーリー

 

世界最古の木造建築である法隆寺にも使われているヒノキは、耐久性に優れているため最高級の品質の木材と言われ、宮殿や社寺のような歴史的建築物にもよく使われています。
木目の美しさや耐久性の高さのほか、香りの良さや抗菌作用もヒノキの優れた点で、ヒノキの香りはリラックス効果が高く森林浴と同じような効果をもたらすと言われています。

 

 

植物の特徴

 

日本の固有種で福島県以南、四国、九州の屋久島まで分布しており、台湾にも生育します。
常緑針葉樹の高木で樹高は20 – 30m。大きいものでは高さ50m、直径2.5mになるものもあります。木目の美しさや耐久性の高さから最高レベルの建築木材として日本では広く植林されています。

 

ヒノキの葉の精油には揮発性の高いモノテルペン類が多くさわやかなグリーン調の香りで、木部の精油には分子のより大きなセスキテルペン類が主体となるためやや落ち着いた香りとなります。

 

 

 

ヒノキの効果効能

心へ

鎮静、緊張・ストレス緩和など

高いリラックス作用がありストレスの緩和に用います。日本人にとっては懐かしく原点回帰できる香りで癒しを得られます。

 

体へ

鎮痛、抗炎症、血行促進など

血行促進作用があり、むくみや筋肉痛、疲労を軽減してくれます。

※まれに皮膚刺激を感じる場合があるため皮膚に使用する際は低濃度で使用。

 

環境へ

抗ウイルス、抗菌、抗真菌、防虫など

 

使い方

 

芳香浴

アロマディフューザー、アロマストーン、アロマスプレーなどを使って芳香させます。リラックスできる心地良い空間作りに、寝室に芳香することで心地良い睡眠空間作りにお使いいただけます。

 

沐浴

植物油または天然塩、無水エタノールなどで希釈しお風呂に入れて入浴したり、足浴、手浴などに使用します。

精油の目安量:全身浴(1~5滴)、足浴・手浴(1~3滴)

※皮膚刺激を感じる場合がありますので、少量からお試しください。

 

ホームケア・ハウスキーピング

アロマスプレーで、ニオイが気になるトイレや玄関、浴室などの消臭・抗菌に使用します。

 

スキンケア・ボディケア

ホホバオイルなどの植物油で希釈した(0.5~1.0%濃度)トリートメントオイルをつくり、マッサージに使用します。むくみや筋肉痛の改善に役立ちます。

精油の目安量:植物油10mlに対して精油1~2滴(濃度0.5~1.0%)

※皮膚刺激を感じる場合がありますので、低濃度0.5%以下からお試しください。

 

ブレンド相性の良い精油

【柑橘系、樹木系】

ユズ、ベルガモット、サイプレス、ホーウッドなど柑橘系、樹木系の精油と相性が良いです。

 

 


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