【精油の基本事典】ラバンジン精油の効果・効能

2025.03.27 Thu

【精油の基本事典】

精油の効果・効能など精油(エッセンシャルオイル)の基本的な情報をご紹介しています。

 

 

【ラバンジン精油】

 

基本情報

名前 ラバンジン、ラバンディン
学名 Lavandula hybrida/Lavandula intermedia
科名 シソ科
抽出部位 花、葉
抽出方法 水蒸気蒸留法
主な産地 フランス、イタリア、ブルガリアなど
香り シャープな清涼感があるラベンダー様の香り
主な成分 リナロール、酢酸リナリル、カンファー、1.8シネオールなど
ノート ミドル
注意事項 特になし

 

 

ストーリー

 

真正ラベンダーとスパイクラベンダーとの交雑種のラバンジンは、リラックス成分に加えカンファーやシネオールなどの成分が含まれており、ラベンダーの香りにシャープな清涼感加わり、ハーバルな爽快感あるため香りです。ラベンダーが苦手な人にも比較的好まれ、オーデコロンや男性用化粧品などの香料として用いられています。

 

 

植物の特徴

 

ラバンジンは、真正ラベンダーとスパイクラベンダーの交配から生まれた自然交雑種のシソ科植物です。ラベンダーによく似ており、花の色は淡く広がりがあります。耐寒性、耐暑性が高く、厳しい生育環境でも栽培が可能なことから多くの場所で栽培されています。ラバンジンは真正ラベンダーやスパイクラベンダーよりも丈夫で精油の採油量も多いといわれています。

 

 

 

ラバンジンの効果効能

心へ

神経系の強壮、リフレッシュ、鎮静など

清涼感ある香り成分により頭を爽やかにし鎮静し、精神的な疲労に働きかけ疲れた心をリフレッシュします。

 

体へ

鎮静、鎮痛、抗炎症、抗痙攣、去痰、抗菌、殺菌など

抗炎症や鎮痛作用があり筋肉痛、関節痛、頭痛などに役立ちます。また、殺菌や抗炎症作用があり、風邪などの呼吸器系の不調、喘息、気管支炎、喉の炎症などを緩和します。

 

くらしへ

抗菌、抗真菌、殺菌作用など

抗菌・抗真菌作用があり、雑菌からくるニオイ対策に活用できます。トイレや玄関、浴室、キッチンなどの抗菌・消臭に役立ちます。

 

 

 

 

使い方

 

芳香浴

アロマディフューザー、アロマストーン、アロマスプレーなどを使って芳香させます。
空間の抗菌作用による消臭やリフレッシュしたいとき集中したいときなど芳香浴に用います。

 

 

ホームケア・ハウスキーピング

アロマスプレーで、ニオイが気になるトイレや玄関、浴室、キッチンなどの抗菌・消臭に使用します。

重曹に精油を混ぜて靴箱や玄関、トイレなど臭いが気になる場所の芳香剤として活用できます。

 

●アロマスプレーの作り方

 ①スプレー容器に無水エタノール5mlを入れ、精油6滴を加えよく振って混ぜます。
 ②精製水25mlを加え、フタをしてよく振って混ぜます。

 

※使用する際は、毎回容器を良く振ってからお使いください。
※高温多湿を避け冷暗所で保管し、2週間を目安にできるだけ早めに使い切ってください。

 

●重曹アロマ芳香剤の作り方

 ・空ビンに重曹100g、精油10~20滴を加えビン振りよく混ぜます。

 

※精油にはプラスチックを溶かす性質をもつ成分を含むものもあるため、プラスチック素材の容器は使用しないでください。

※1週間ほどで香りが弱くなってきたら、精油を追加して使用してください。

※重曹の消臭効果は2~3ヶ月です。

 

 

スキンケア・ボディケア

ホホバオイルなどの植物油で希釈した(0.5~1.0%濃度まで)トリートメントオイルをつくり、マッサージに使用します。筋肉痛、関節痛、頭痛、肩こりの緩和の緩和などにトリートメントで使用します。

精油の目安量:植物油10mlに対して精油1~2滴(濃度0.5~1.0%)

※顔へ使用する場合は0.5%以下

 

 

 

ブレンド相性の良い精油

【柑橘系、オリエンタル系】

柑橘系、タイム、マジョラム、ローズマリーなどハーブ系、ジャスミン、パチュリなどオリエンタル系と相性が良いです。

 


<注意点&免責事項>アロマセラピーは医療ではありません。記事内に掲載されている内容は、精油の効果効能、心身の不調改善を保証するものではありません。予め了承ください。事故やトラブルに関してこのサイトは責任を負いかねますので、あくまでも自己責任にてご使用をお願いいたします。持病をお持ちの方、妊産婦やお年寄り、お子様に使用する場合や、既往症のある方、その他使用に不安のある方は、専門家や専門医に事前にご相談の上でご使用ください。


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