【精油の基本事典】レモン精油の効果・効能

2024.08.08 Thu

 

【精油の基本事典】

精油の効果・効能など精油(エッセンシャルオイル)の基本的な情報をご紹介しています。

 

 

【レモン精油】

 

基本情報

名前 レモン
学名 Citrus limon
科名 ミカン科
抽出部位 果皮
抽出方法 圧搾法
主な産地 イタリア、スペイン、アメリカ、ブラジルなど
香り すっきり爽やかで酸味のある柑橘の香り
主な成分 d-リモネン、β-ピネン、y-テルピネン、α-ピネン、サビネン、ゲラニアールなど
ノート トップ
注意事項

光毒性があるので皮膚に使用した後は直射日光に当たらないように注意してください。
※ベルガプテンフリー(フロクマリンフリー)の精油は光毒性がありません。

 

 

ストーリー

 

レモンの名前の由来は、柑橘類の果実をさすアラビア語の「ライムン」が語源といわれています。インド原産のレモンは、英国海軍が長い航海中の壊血病を防ぐためレモンを用いたことで注目され、中毒や感染症に効く万能薬として広く知られるようになりました。また近年ではレモンの精油が認知症対策などに役立つことで注目されています。

 

 

植物の特徴

 

インド原産のミカン科植物で樹高は4m前後まで成長し、枝には特有の棘があり小さな白色の花を一年中咲かせる性質があるため、気候が良ければ一年中果実を実らせます。果実は柑橘系の中でも酸味が強く、ビタミンCを豊富に含んでいます。インド原産ですが、現在では世界中で広く生産されており、精油に使われるものはイタリア南部のシチリア産が有名です。

 

 

 

レモンの効果効能

心へ

神経系の強壮(集中力・ストレス解消)など

すっきりとした爽快な香りは、リフレッシュしたいときや頭をスッキリさせたいときなどに役立ちます。仕事や勉強のやる気や集中力を高めたいときにも使用します。

 

体へ

循環促進、消化促進、抗炎症、免疫賦活、抗菌など

血液とリンパの循環を促進して老廃物の排出を促し、むくみや冷えの改善に役立ちます。吐き気や消化促進など胃腸の働きを高めるのに役立ちます。また、白血球の活動を活発にし免疫力を高める働きもあります。

 

※皮膚へ使用する場合は、光毒性があるため、ベルガプテンフリー(フロクマリンフリー)の精油を使用してください。あるいは、は0.4%以下の希釈濃度でお試しください。皮膚に使用した後は直射日光に当たらないように注意してください。

 

くらしへ

抗菌、殺菌など

ニオイが気になるトイレや玄関、浴室、キッチンなどの抗菌・消臭にスプレーを使用したり、ディフューザーで空間に芳香させます。

 

 

 

使い方

 

芳香浴

アロマディフューザー、アロマストーン、アロマスプレーなどを使って芳香させます。

空間の抗菌作用による消臭や頭をクリアにしてくれる香りのためリフレッシュしたいとき集中したいときなど芳香浴に用います。

 

ホームケア・ハウスキーピング

アロマスプレーで、ニオイが気になるトイレや玄関、浴室、キッチンなどの抗菌・消臭に使用します。

重曹に精油を混ぜて靴箱や玄関、トイレなど臭いが気になる場所の芳香剤として活用できます。

 

●アロマスプレーの作り方

 

 ①スプレー容器に無水エタノール5mlを入れ、精油6滴を加えよく振って混ぜます。
 ②精製水25mlを加え、フタをしてよく振って混ぜます。

 

※使用する際は、毎回容器を良く振ってからお使いください。
※高温多湿を避け冷暗所で保管し、2週間を目安にできるだけ早めに使い切ってください。

 

●重曹アロマ芳香剤の作り方

 

 ・空ビンに重曹100g、精油10~20滴を加えビン振りよく混ぜます。

 

※精油にはプラスチックを溶かす性質をもつ成分を含むものもあるため、プラスチック素材の容器は使用しないでください。

※1週間ほどで香りが弱くなってきたら、精油を追加して使用してください。

※重曹の消臭効果は2~3ヶ月です。

 

スキンケア・ボディケア

ホホバオイルなどの植物油で希釈した(0.5~1.0%濃度まで)トリートメントオイルをつくり、マッサージに使用します。むくみや冷えの改善に役立ちます。

精油の目安量:植物油10mlに対して精油1~2滴(濃度0.5~1.0%)※顔へ使用する場合は0.5%以下

 

※光毒性がないベルガプテンフリー(フロクマリンフリー)の精油を使用してください。

※ベルガプテンフリーではない精油を使用した場合は光毒性があるので、皮膚に使用した後は直射日光に当たらないように注意してください。

 

 

 

ブレンド相性の良い精油

【柑橘系、フローラル系】

柑橘系全般、ネロリ、ラベンダーなどのフローラル系、サイプレス、ジュニパー、プチグレンなどの樹木系などともよく合います。

 


<注意点&免責事項>アロマセラピーは医療ではありません。記事内に掲載されている内容は、精油の効果効能、心身の不調改善を保証するものではありません。予め了承ください。事故やトラブルに関してこのサイトは責任を負いかねますので、あくまでも自己責任にてご使用をお願いいたします。持病をお持ちの方、妊産婦やお年寄り、お子様に使用する場合や、既往症のある方、その他使用に不安のある方は、専門家や専門医に事前にご相談の上でご使用ください。


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