【精油の基本事典】マジョラム精油の効果・効能

2025.01.16 Thu

【精油の基本事典】

精油の効果・効能など精油(エッセンシャルオイル)の基本的な情報をご紹介しています。

 

 

【マジョラム精油】

 

基本情報

名前 マジョラム、マージョラム、マジョラムスイート、スイートマジョラム
学名 Origanum majorana
科名 シソ科
抽出部位 葉 
抽出方法 水蒸気蒸留法
主な産地

フランス、スペイン、チュニジア、エジプトなど

香り ほのかなスパイシーさが感じられる温かみのある甘い香り
主な成分 テルピネン-4-オール、γ-テルピネン、サビネン、α-テルピネン、リナロール、リモネンなど
ノート ミドル
注意事項 妊娠中の方や血圧に心配がある方は皮膚へ直接の使用を控えてください。

 

 

ストーリー

 

長寿のハーブとして寿命を延ばしてくれるという言い伝えがあり、マジョラムの名前の由来は諸説ありますが「長い、より重要な」などを意味するラテン語の「major」が由来と言われています。中世ヨーロッパでは幸福・純愛のシンボルとして、結婚するカップルにマジョラムを贈る慣わしがありました。またマジョラムなどのハーブを束ねた「タッジーマッジー」を疫病除けや魔除けのお守りとしていたと言われています。

 

 

植物の特徴

 

フランスやスペインなど地中海沿岸、エジプトなど北アフリカ原産の多年草で、草丈30~80cm程になり、5月~8月に白やピンクの花を咲かせます。葉も花も白い繊毛で覆われており、草全体が柔らかな印象のハーブです。

 

 

 

マジョラム効果効能

心へ

鎮静、神経系の強壮など

鎮静と活性のバランスをとる性質があ、緊張でこわばった心をほぐし気持ちの高ぶりを鎮めリラックスにさせてくれ、低下した気力に温かさを与えてくれます。

 

体へ

鎮痛、鎮痙、血圧降下、消化促進、加温、抗菌など

血行促進と加温作用があり、肩こりや筋肉痛・頭痛・生理痛、冷えやむくみの緩和に役立ちます。また動悸や高血圧、咳や気管支炎、喘息の緩和や感染症対策にも役立ちます。胃腸の不調にも用いられます。

※妊娠中の方や血圧に心配がある方は皮膚へ直接の使用を控えてください。

 

くらしへ

抗菌、抗真菌など

抗菌・抗真菌作用があり雑菌からくるニオイ対策に活用できます。

 

 

 

使い方

 

芳香浴

アロマディフューザー、アロマストーン、アロマスプレーなどを使って芳香させます。

 

ホームケア

アロマスプレーで、ニオイが気になるトイレや玄関、浴室、クローゼットの抗菌・消臭に使用します。

 

●アロマスプレーの作り方

 

 ①スプレー容器に無水エタノール5mlを入れ、精油6滴を加えよく振って混ぜます。
 ②精製水25mlを加え、フタをしてよく振って混ぜます。

 

※使用する際は、毎回容器を良く振ってからお使いください。
※高温多湿を避け冷暗所で保管し、2週間を目安にできるだけ早めに使い切ってください。

 

 

アロマ温湿布

洗面器に半分くらいお湯を入れ、精油1~3滴を加えます。タオルを浸しお湯をすく取るようにして精油を付着させます。精油がついた面を内側にたたんで水気をしっかりしぼります。精油が肌に直接つかないよう気をつけながら、肩こりや筋肉痛、冷えや浮腫み、月経痛やPMSのお腹や腰など気になる部位に温湿布します。
月経痛やPMSにはラベンダーやゼラニウムとのブレンドもおすすめです。

 

※妊娠中の方や血圧に心配がある方は使用を控えてください。
※精油は水に溶けにくいため、皮膚に直接触れないよう注意してください。
※目の周りや皮膚の弱いところへの使用は控えてください。

 

 

スキンケア・ボディケア

ホホバオイルなどの植物油で希釈した(0.5~1.0%濃度まで)トリートメントオイルをつくり、マッサージに使用します。肩こりや筋肉痛、PMSや月経痛、冷えやむくみの緩和にトリートメントで使用します。

精油の目安量:植物油10mlに対して精油1~2滴(濃度0.5~1.0%)

※顔へ使用する場合は0.5%以下

※妊娠中の方や血圧に心配がある方は使用を控えてください。

 

 

ブレンド相性の良い精油

【フローラル系、ウッド系】

ラベンダーやゼラニウム、カモミールローマンなどフローラル系、サイプレス、シダーウッド、コパイバなどウッド系の香りともよく合います。

 


<注意点&免責事項>アロマセラピーは医療ではありません。記事内に掲載されている内容は、精油の効果効能、心身の不調改善を保証するものではありません。予め了承ください。事故やトラブルに関してこのサイトは責任を負いかねますので、あくまでも自己責任にてご使用をお願いいたします。持病をお持ちの方、妊産婦やお年寄り、お子様に使用する場合や、既往症のある方、その他使用に不安のある方は、専門家や専門医に事前にご相談の上でご使用ください。


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