【精油の基本事典】プチグレン精油の効果・効能
【精油の基本事典】
精油の効果・効能など精油(エッセンシャルオイル)の基本的な情報をご紹介しています。
【プチグレン精油】
基本情報
名前 | プチグレン、プチグレイン |
学名 | Citrus aurantium |
科名 | ミカン科 |
抽出部位 | 葉、枝 |
抽出方法 | 水蒸気蒸留法 |
主な産地 | フランス、スペイン、イタリア、チュニジアなど |
香り | ほのかな甘さがある青々しく爽やかな香り |
主な成分 | 酢酸リナリル、リナロール、リモネン、β-ピネンなど |
ノート | トップ・ミドル |
注意事項 | 特になし |
ストーリー
プチグレンはビターオレンジの木の葉と枝から抽出されます。ビターオレンジの花からはネロリ、果皮からはビターオレンジの精油が採取されます。プチグレンは「小さな粒」を表し、元はオレンジの未熟な小さな実から抽出されていたことから名付けられました。
植物の特徴
ビターオレンジはインド、ヒマラヤが原産のミカン科の常緑樹で、初夏に芳香のある白い花が咲き、冬に黄色い実をつけます。日本ではダイダイと呼ばれています。現在ではフランス、スペイン、イタリアなどが主な産地となっています。
プチグレンの効果効能
心へ
鎮静、神経系の強壮など
鎮静と気分の高揚の両作用があり、感情のバランスを取ります。緊張や不安を和らげ、精神疲労や気分の落ち込みを和らげ明るく幸福感を与えてくれます。
体へ
鎮痙、消化不良など
鎮痙作用と消化への働きかけがあり、ストレス性の胃腸の不調を和らげ、消化不良や腹痛、胃痙攣などに役立ちます。血液やリンパ液の流れをスムーズにしたり、炎症を抑えるため肩こりの緩和にも役立ちます。
くらしへ
抗菌、抗真菌作用など
抗菌作用があり、雑菌からくるニオイ対策に活用できます。トイレや玄関、浴室、キッチンなどの抗菌・消臭に役立ちます。
使い方
芳香浴
アロマディフューザー、アロマストーン、アロマスプレーなどを使って芳香させます。
空間の抗菌作用による消臭やリフレッシュしたいとき集中したいときなど芳香浴に用います。
ホームケア・ハウスキーピング
アロマスプレーで、ニオイが気になるトイレや玄関、浴室、キッチンなどの抗菌・消臭に使用します。
重曹に精油を混ぜて靴箱や玄関、トイレなど臭いが気になる場所の芳香剤として活用できます。
●アロマスプレーの作り方
①スプレー容器に無水エタノール5mlを入れ、精油6滴を加えよく振って混ぜます。
②精製水25mlを加え、フタをしてよく振って混ぜます。
※使用する際は、毎回容器を良く振ってからお使いください。
※高温多湿を避け冷暗所で保管し、2週間を目安にできるだけ早めに使い切ってください。
●重曹アロマ芳香剤の作り方
・空ビンに重曹100g、精油10~20滴を加えビン振りよく混ぜます。
※精油にはプラスチックを溶かす性質をもつ成分を含むものもあるため、プラスチック素材の容器は使用しないでください。
※1週間ほどで香りが弱くなってきたら、精油を追加して使用してください。
※重曹の消臭効果は2~3ヶ月です。
スキンケア・ボディケア
ホホバオイルなどの植物油で希釈した(0.5~1.0%濃度まで)トリートメントオイルをつくり、マッサージに使用します。消化不良や胃痙攣、ストレス性の胃腸不良、肩こりの緩和の緩和などにトリートメントで使用します。
精油の目安量:植物油10mlに対して精油1~2滴(濃度0.5~1.0%)
※顔へ使用する場合は0.5%以下
ブレンド相性の良い精油
【柑橘系、フローラル系】
柑橘系、ゼラニウム、ラベンダー、ネロリなどフローラル系、サンダルウッド、パルマローザなどオリエンタル系と相性が良いです。
<注意点&免責事項>アロマセラピーは医療ではありません。記事内に掲載されている内容は、精油の効果効能、心身の不調改善を保証するものではありません。予め了承ください。事故やトラブルに関してこのサイトは責任を負いかねますので、あくまでも自己責任にてご使用をお願いいたします。持病をお持ちの方、妊産婦やお年寄り、お子様に使用する場合や、既往症のある方、その他使用に不安のある方は、専門家や専門医に事前にご相談の上でご使用ください。